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ザカート:その規定と条件


ザカートの定義:

ザカートの語義:;

成長と増加

ザカートの法的意味:

資産の決められた量を決められた時期に決められた一団の人々に提出すること。

ザカートの位置:

ザカートは、イスラームの義務の一つであり、イスラームの5柱の3番目の柱です。アッラーは、語りました。{礼拝を行い、ザカートを出しなさい。} [御光章56節]{

}預言者は、おっしゃいました。(イスラームは、5つの柱の上に建てられています。それは、アッラー以外に神はないと証言し、ムハンマドはその僕にして使徒であると証言することと、礼拝を行うことと、ザカートを出すことと、カアバ聖殿へのハッジと、ラマダーン月の断食です。) (合意の伝承)

ザカートを拒む者の規定

ザカートを拒む者は、それを否定(その義務性を拒否すること)して拒むか、吝嗇によって拒むかのどちらかです。

1.ザカートを否定して拒む者

ザカートの義務性を否定する者は、もしそれが義務であることを知っているなら、ウンマのイジュマー(合意)により彼は不信者になります。何故ならアッラーとその使徒を嘘つきとしたことになるからです。

2.吝嗇によりザカートを拒む者

ザカートを吝嗇から拒否する者は、強制的にそれは徴収されますが、そのことで不信者にはなりません。例え彼が大罪の一つや重大な罪を犯したとしてもです。それは預言者の次の言葉によります。(金の所有者であっても銀の所有者であってもそのうちの義務を果たさない者は、審判の日、火のプレートが敷かれ地獄の業火の中のその上で熱せられ、彼の脇も額も背中も焼かれます。そしてそれが冷めるたびに同じことが繰り返されます。僕たちの裁きがなされるまでその一日は、5万年の長さに相当します。そして彼は、その行き先を見せられます。それは天国か地獄かのどちらかです。)
(ムスリムの伝承.)

もし彼がそれに対して戦うなら彼がアッラーの命令に従いザカートを支払うまで戦われます。それはアッラーの言葉によります。{だがかれらが悔悟して、礼拝の務めを守り、定めの喜捨をするならば、かれらのために道を開け。本当にアッラーは寛容にして慈悲深い方であられる。} [悔悟章5節]

また預言者の次の言葉によります。(私は、人々がアッラー以外いに神はなく、ムハンマドがアッラーの使徒であると証言するまで、また彼らが礼拝をし、ザカートを出すまで戦うことを命じられました。もし彼らがそれを行えば、彼らの生命と財産はイスラームの権利によるもの以外は私から守られ、彼らの清算はアッラーに委ねられるでしょう。)
(合意の伝承)

かつてアブーバクルは、ザカートを拒んだ者と戦い、こう言いました。(アッラーに誓って、私は礼拝とザカートを切り離した者とは、必ず戦います。何故ならザカートは、お金の権利だからです。アッラーに誓って、例えアッラーの使徒様へ差し出すイカール(駱駝の脚を縛る縄)一つでもそれを私に拒むなら、私はそのことで彼らと断固として戦います) (ブハーリーの伝承.)

ザカート義務の叡智

1.心を吝嗇や罪や悪行から浄化する。全能なるアッラーは語っています。{かれらの財産から施しを受け取らせるのは、あなたが、かれらをそれで清めて罪滅しをさせるためである}[悔悟章103節]

2.財産とその増加分を清め、それを祝福の根拠とする。それは預言者の次の言葉によります。(サダカは、財産を減らすことはありません。)(ムスリムの伝承)

3.僕をアッラーの命に従うかどうかを試し、アッラーへの愛情がお金への愛情に優先することを試す。

4.貧者への慈善であり、困っている人の必要を満たす。それは愛情を増し、ムスリム社会の個人間での連帯責任の最高の段階を実現することになる。

5.アッラーの道のために惜しみなく与え施すことに慣れる。

ザカートの徳

1.アッラーの慈悲の獲得の原因になる。全能なるアッラーは語っている。{またわれの慈悲は、凡てのものにあまねくおよぶ。それ故われは、主を畏れ、喜捨をなし、またわが印を信じる者にそれを授けるであろう。} [高壁章156節]

2.アッラーの援助請求の条件。全能のアッラーは語っている。{アッラーは、かれに協力する者を助けられる。本当にアッラーは、強大で偉力ならびなき方であられる。(かれに協力する者とは)もしわれの取り計いで地上に(支配権を)確立すると礼拝の務めを守り、定めの喜捨をなす者である。} [巡礼章40,41節]

3.過ちを除く原因になる。預言者はおっしゃっています。(サダカは、水が火を消すようにその罪を消してくれます。) (テルミズィーの伝承.)

土地からの作物

ザカートが義務となる資産

二つの貨幣(金と銀)

商品

家畜

ザカートが義務となる条件

1.イスラーム

不信者からのものは無効です。何故なら至高なるアッラーは、不信者たちの行いを受け入れないからです。

2.自由人

奴隷には義務付けられません。何故なら彼の財産は、主人の所有物だからです。

3.資産のニサーブ

ニサーブ:

資産でザカートが義務付けられる最低限の決められた量や額。

二サーブの条件:

a.ニサーブは、人がそれが無くてはならない食品や衣服や住居のようなものの必要最低限を超えた部分になります。何故ならザカートは、貧者への慈善を課すもので資産の所有者は、それを必要としない者でなけらばならないからです。

b.ニサーブは、完全に特定の個人の所有物であること。それで特定の個人の所有物ではないものにはザカートは課されません。例えば、マスジド建設のために集められたお金や公共の利益のためにワクフにされたお金や慈善団体の基金などです。

4.ハゥル(一年)の経過を経た財産

ハゥル:

ヒジュラ暦で満1年

それはニサーブの所有者が陰暦の12ヶ月間それ所有したものです。これは、特に貨幣と商品と家畜(ラクダ、牛、羊)についての条件で、農作物や果実や鉱物や財宝についてはハゥルの条件はありません。