礼拝の特質

 礼拝の特質

礼拝の特質

預言者ムハンマドは:«私が礼拝するのを見たように礼拝しなさい。»と述べました。
(ブハーリーの伝承)

アーイシャの伝承によると、彼女は言いました。; «アッラーのみ使いはアッラーフアクバル(アッラーは偉大なり)と言って礼拝を開始し、アルハムドゥリッラーヒ ラッビルアーラミン(ファーティハ章)を朗誦しました。そして、ルクーウ(屈折礼)した時は、頭は下げることも上げることもせずむしろその中間にありました。そしてルクーから起き上がる際に、完全に立ち上がるまでスジュード(平伏礼)しませんでした。そして、サジダ(額ずくこと)から起き上がる時に、完全に座るまで再びサジダを行いませんでした。また2ラクア度にアッタヒーヤを唱えました。座った状態では、右足を立てて左足は寝かせました。またシャイターン(悪魔)の座り方と、犬が座る時にするような地面に腕を伸ばす姿勢を禁じました。そしてタスリーム(アッサラーム アライクムと言うこと)で礼拝を終了しました。
(ムスリムの伝承)

キブラに向かいイフラームのタクビールを唱えること

- 礼拝を行う者はキブラの方向へ向かい、最大の謙遜を持って至高のアッラーの御前にいると意識して立ちます。

- そして礼拝を行うという意思を心の中に持ち、その意思を持つ場所は心です。声に出すことは許されません。何故ならそれはビドア(後世の逸脱,歪曲)だからです。預言者は述べました。: «行動とは意思によるものです。誰でも、その人に対するアッラーの報酬はその意図
(意思)したことによる。»
(合意のハディース).

-そして両手を両肩もしくは両耳と同じ高さに挙げて: “アッラーフ・アクバル” と言います。 (ムスリムの伝承)

-そして胸の下に置いた左手の上に右手を置き、右手は左手首を握ります。(アフマドの伝承)

イスティフターフ(開始の祈り)とアルファーティハの朗誦

-礼拝者は頭を低くし視線をサジダ(平伏叩頭)の場所へ向け次のようにイスティフターフ(開始の祈り)を口に出さずに初めます。(.......) : スブハーナカッラーフンマ ワ ビハムディカ、ワ タバーラカスムカ、ワ タアーラー ジャッドゥカ、ワ ラー イラーハ ガイルカ。

アッラーよ、あなたに賞賛と讃美あれ。あなたの御名は祝福され、あなたの貴さは至高です。あなたの他に神はおりせん。» (ムスリムの伝承)

-その後次のように口に出さずに言います。: «アウーズ ビッラーヒ ミナッシャイターニッラジーム 私はアッラーに呪うべきシャイターンからのご加護を求めます。 ビスミッラーヒッラフマーニッラヒーム 仁慈あまねく慈悲深き、アッラーのみ名によって (ムスリムの伝承)

-その後、開端章(アル ファーティハ章)を詠み、その後 アーミーン と言います アッラーよどうかこの祈りを受け入れて下さい。
(ブハーリーの伝承)

-続いて初めの2ラクアでは、別の章かクルアーンの中から自分にとって易しい節を選びを詠みます。ファジュルとマグリブとイシャ―の初めの2ラクアは声に出して詠みます。

ルクーウをしてから身体を起こすこと

礼拝者は両手を挙げ(アッラーフ アクバル」と言ってルクーウに移ります。両手を両膝を掴むように指を広げて膝の上に置きます。背中と頭を同じ高さにして): «スブハーナ ・ラッビヤル アズィーム 」(x3回)意味:(私の偉大なる主に称賛あれ)と言います。» (ティルミズィーの伝承)

それから身体を起こしながら(もしイマームであったり独りで礼拝しているのなら): サミアッラーフ・リマン ハミダフ
(ティルミズィーの伝承) û意味:(アッラーはかれを賛美する者(の祈り)を聞きました)と言います。それから全員(イマームと後ろの礼拝者)と一人で礼拝する者は次のように言います。: ラッバナーワラカルハムド。ミルアッサマーワーティ ワ ミルアルアルディ ワ マー バイナフマー、ワ ミルア マー シィタ ミン シャイイン バァドゥ。 意味:(私たちの主よ、あなたにこそ賞賛あれ。あなたへの讃美は天地とその間にあるもの、そしてあなたのお望みになるその他全ての物を満たします。)その時ルクーウの前に立っていた時のように両手は胸の上に置くことが奨められています。 (ティルミズィーの伝承)

スジュード(座礼)ととそれから身体を起こすこと

-礼拝者は「アッラーフ アクバル」と言ってまず膝を地面に付けてから両手、そして額と鼻を付けてサジダ(平伏叩頭)します。手の平を両耳と両肩の横で広げて地面に付けます。指はキブラに向けて置き、両サーイド(それは手と肘の間の部分)(腕)を床よりも上へ挙げ、両ウドド(それは肘から肩にかけての部分)(腕の上部)は身体から離し、腹部は両太腿から離します。そして: «スブハーナ ・ラッビヤルアァラー。
(アブー・ダーウードの伝承) (ブハーリーの伝承)
(ムスリムの伝承)

- それから両手を挙げずにアッラーフアクバルと言って頭を上げ、左足を床に寝かしたままで、右足は立ててその指はキブラの方向へ向けて座ります。両手は指をキブラに向けた状態で両太腿の上へ置き、次のように唱えます。: «アッラーフンマグフィル リー、ワルハムニー、ワジュブルニー、ワフディニー、ワルズクニー。 意味:(アッラーよ、私を赦し、私にお慈悲をかけ、私を癒し、私を導き、、私に恩恵を与えて下さい。)
(ムスリムの伝承) (ティルミズィーの伝承)

- 次に「アッラーフ アクバル」と言い、初めのサジダのように2度目のサジダをします。

- そして頭を挙げながらアッラーフ アクバル」と言い、少しの間座ります。マリク・ビン・フワイリスのハディ―スの伝承によるとこの座っている状態をジャルサトゥル・イスティラーハ(休息の着座)と呼び、預言者の礼拝の仕方を描写する際に次のように述べました。: 預言者は少しの間座るまでは立ち上がりませんでした。»
(ブハーリーの伝承).

-そして アッラーフ アクバル」と言いながら、2番目のラクアの為に両手を添えて起き上がります。 (ブハーリーの伝承)

-それから初めのラクアのように2番目のラクアの礼拝を行いますが、初めのラクアのようにイスティフターフのドア―は唱えません。

タシャッフド

初めの2ラクアの終了の際に、左足を地面に寝かせ右足を立てながら最初のタシャッフドのために座ります。両手は太腿の上に置き、左手は伸ばし、右手のヒンスィル(小指)((3)ヒンスィル:手の端にある指。小指。ビンスィル:その次の指。薬指。ウスター:その次の指。中指。サッバーバ:その次の指。人差し指。イブハーム:その次の指。親指。)とビンスィル(薬指)を握りサッバーバ(人差し指)を立て、ウスター(中指)とイブハーム(親指)で輪を作ります。タシャフドを唱えながら、挙げた人差し指で指さしながらそれを見つめ、次のように唱えます。: «アッタヒーヤートゥ リッラーヒ、ワッサラワートゥ、ワッタイイバートゥ。アッサラーム アライカ アイユハンナビーユ ワ ラハマトゥッラーヒ ワ バラカートゥフ。アッサラーム アライナー ワ アラー イバーディッラーヒッサーリヒーン。アシュハドゥ アッラー イラーハ イッラッラーフ ワ アシュハドゥ アンナ ムハンマダン アブドゥフ ワ ラスールフ。 意味:(全ての賞賛と祈りとよき行いの属するアッラーに挨拶がありますように。預言者よ、あなたの上に平安とアッラーのご慈悲と祝福がありますように。私たちに、そしてアッラーの敬虔なしもべたちに平安あれ。私はアッラー以外に神は無いことを証言します。私はムハンマドがアッラーのしもべであり使徒であることを証言します。) (ブハーリーの伝承)

- それからもし2ラクア以上の礼拝であれば、両手を挙げ「アッラーフ アクバル」と言います。残りのラクアではファーティハ章以外は詠みません。

- 礼拝が終わる時は、タワッルクの姿勢で座り、続けて最後のタシャッフドをします。タワッルクは、横にした左足を、右側に現れるように立てた右足の下に置くということです。最後のタシャッフドは、最初のタシャッフの後、次のように唱えます。: «アッラーフンマ サッリ アラー ムハンマディン ワ アラー アーリ ムハンマド。カマー サッライタ アラー イブラーヒーマ ワ アラー アーリ イブラーヒーマ、インナカ ハミードゥン マジード。アッラーフンマ バーリク アラー ムハンマディン ワ アラー アーリ ムハンマド。 カマー バーラクタ アラー イブラーヒーマ ワ アラー アーリ イブラーヒーマ、インナカ ハミードゥン マジード。 意味: アッラーよ、あなたがイブラーヒームと彼の一族に祈りをお与えになったように、ムハンマドとムハンマドの一族にも祈りをお与え下さい。あなたこそ全ての讃美と栄光の主です。アッラーよ、あなたがイブラーヒームと彼の一族を祝福されたように、ムハンマドとムハンマドの一族を祝福して下さい。あなたこそ全ての讃美と栄光の主です。)
(アブー・ダーウードの伝承) (ブハーリーの伝承)

-そして預言者は言いました。: アッラーフンマ インニー アウーズ ビカ ミン アザービジャハンナム。ワ ミン アザービルカブル。ワ ミン アザービ ジャハンナム。ワ ミン フィトゥナティルマハヤー ワルママート。ワ ミン シャッリ フィトゥナティルマスィーヒッダッジャール。 意味: (アッラーよ、私はあなたに地獄の懲罰、墓の懲罰、生と死の試練、偽キリストの災難からのご加護を願います。)
(ブハーリーの伝承)

タスリーム

礼拝終了時に礼拝者は彼の右側に次のように言ってタスリーム(挨拶)を行います。: «アッサラーム アライクム ワラフマトゥッラー» その次に左側を向き同じように唱えます。
(ムスリムの伝承)

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イフラームのタクビール

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ルクーウ(屈折礼))とそれから体を起こす

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ファーティハの朗誦

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スジュード(平伏礼)とそこから体を起こす

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二つのサジダの間の座礼

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最後のタシャフッドのための座礼

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タスリーム

礼拝の後の幾つかのアズカール(唱念と祈祷)

-アスタグフィルッラー(x3回)」意味(私はアッラーに罪の赦しをお願いします)。「アッラーフンマ アンタッサラーム、ワ ミンカッサラーム、タバーラクタ ヤー ザルジャラーリ ワルイクラーム。 意味 アッラーよ、あなたこそが平安の主で、平安はあなたからのものです。崇高さと栄誉の主に称えあれ。)»
(ムスリムの伝承)

- «ラー イラーハ イッラッラーフ ワハダフ ラー シャリーカ ラフ。ラフルムルク ワ ラフルハムド。 ワ フワ アラー クッリ シャイイン カディール。アッラーフンマ ラー マーニア リマー アァタイタ、ワ ラー ムゥティヤ リマー マナァタ。ワ ラー ヤンファウ ザルジャッディ ミンカルジャッド。 意味(唯一で並ぶ者無きお方、アッラー以外に神はいません。大権と讃美はかれの御許にあり、彼は全能のお方です。アッラーよ、あなたが与えたものを禁じる者はなく、あなたが禁じれば他に与える者はおりません。(現世における)どんな優れた境遇も、あなたの御許での真の幸福を益することはありません。 (ブハーリーの伝承)

- ラー イラーハ イッラッラーフ ワハダフ ラー シャリーカ ラフ。ラフルムルク、ワ ラフルハムドゥ ワ フワ アラー クッリ シャイン カディール。ラー ハウラ ワ ラー クーワタ イッラー ビッラー。ラー イラーハ イッラッラー。ワ ラー ナァブドゥ イッラー イーヤーフ。ラフンニァマトゥ ワ ラフルファドゥル ワラフッサナーウルハサン。ラー イラーハ イッラッラー。 ムフリスィーナ ラフッディーナ ワ ラウ カリハルカーフィルーン。 意味(唯一で並ぶ者無きお方、アッラー以外に神はいません。大権と讃美はかれの御許にあり、かれは全能のお方です。至高至大のアッラーの他にいかなる威力も強大なるものもありません。アッラー以外に神はなく、私たちはかれ以外を崇拝しません。恩恵と超越性はかれにこそ属し、そしてかれにこそよき誉れがあります。アッラー以外に神はいません。例え不信者たちが忌み嫌おうとも、私たちはアッラーに誠意を尽して仕えます。) (ムスリムの伝承)

- «アッラーフンマ アインニー アラー ズィクリカ、ワ シュクリカ、ワ フスニ イバーダティク。 意味(アッラーよ、あなたを唱念すること、あなたへの感謝、あなたをよく崇拝することにおいて私に力をお貸し下さい。) »
(アブー・ダーウードの伝承)

-アーヤトゥル・クルシー、スーラトゥル・イフラース、アル・ファラクとアンナースを読唱すること。»
(アブー・ダーウードの伝承)

-また次のように唱えます。: アッラーフンマ インニー アスアルカ イルマン ナーフィアー。ワ リズカン タイイバー。ワ アマラン ムタカッバラー。 (アン・ナサーイ―の伝承) ファジュルの礼拝後のタスリームの後でこれを唱えます。意味 (アッラーよ、私はあなたに有益な知識を、よい糧を、そして(アッラーに)受け入れられる行為を求めます。) (アン・ナサーイ―の伝承).

事項

女性は礼拝の特質において男性と全て同様です。



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